2016年4月30日土曜日

自由時間の使い方:あなたならどうする?

私は、週3日、一日12時間働いている。週休4日、正社員。一人暮らしの私にとっては、理想的な労働時間形態だと思う。特に不満もなく契約どうり働いている。







Glasses on calendar




私の仕事は資格は必要だが、特殊な能力が必要だとか、私じゃないと出来ない訳ではない。残業・休日出勤のプレッシャーも全く無い仕事である。仕事はいくらでもあるが、私は残業・休日出勤をほとんどしたことがない。理由はただ一つ。「家でのんびりしていた方がいいから」。人間関係も良好だし、仕事が嫌いだというわけではない。でも、家でのんびり過ごすのと働くのを比べたら、誰でも迷わず前者を選ぶでしょ。


休日出勤は時給換算すると、通常の1.5倍から2倍もらえる。同僚にどうして契約以上働かないのかと聞かれた。まあ、中年女の一人暮らし、暇に見えるのだろう。実際、時間はある。多くの同僚は、旦那・子供を持ち、とっても忙しい上に休日出勤をして働いている。ワーカホリックといわれる日本人の中では、当然怠け者に分類されたが、この国でも怠け者の仲間入りということらしい。


休日出勤すれば、自分の時間が有効に使え、お金ももらえる。良いことづくしである。どうせ休日は家でグダグダしているのだから・・・・。今回、同僚から指摘されて、どれだけ自分が怠け者なのか再認識させられた。


「私は時間を有効に使い充実した休日を送っていますので、休日出勤は出来ません」とか言ってみたいものだ。 




2016年4月26日火曜日

試行錯誤

何か新しいアイデアを生活に取り入れ、実践する。いくつかのアイデアは、無理なく毎日の生活になじみ、習慣化されてゆく。そして、いくつかは繰り返されることなく消えてゆく。毎日の生活は、その試行錯誤の集大成。



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習慣化されなかったアイデアには共通点がある。

それは、「楽に出来ない」こと、「経済的な負担が大きい」こと。

新しいアイデアは、色々な動機により生み出される。例えばプラスチックゼロ・ゴミゼロの為のアイデア。私が挑戦して習慣化できなかった例をあげてみようと思う。
1.瓶入り牛乳を購入する。
2.サランラップを使わない。
3.オレンジジュースを買わず、生のオレンジを買って絞る。
他にも色々あるが、このくらいで私の意図することがわかってもらえると思う。

1.瓶入り牛乳を購入する。これは、瓶入り牛乳を取り扱う店が少ないというのが問題だろう。私の家の近所では、いくつかあるスーパーマーケットの中で一店舗だけ瓶入り牛乳を売っている。その店は全体的に値段が高いうえ、不便な所にある。わざわざ牛乳のためにその店で買い物をすることは、徐々に減っていった。

2.サランラップを使わない。サランラップのような物を手作りしたり、サランラップ代用品を購入したりしたが、サランラップを全く使わないことは出来なかった。まず、手作りラップ。布に蜜蝋をアイロンで貼り付けた再利用可能なもの。サンドイッチやお菓子などを乾燥したものを包むむことはできても、ご飯を包むことは出来なかった。サランラップ代用品については、値段が高く、手作りラップと同様不便である。

3.生のオレンジを買って絞る。レストランでフレッシュオレンジジュースを飲むと異常な程高いお金を請求されるが、家でオレンジを絞っても同じくらいである。オーガニックのオレンジなんて、もったいなくてジュースにできない。私のパートナーの実家では、毎朝オレンジを絞ってくれる。とっても美味しい。しかし、コップ一杯に10個ぐらいのオレンジが使われている。これは、南の暖かい国じゃないとできないでしょ。

環境にやさしい行動を・・・・なんていっても、やはり自分が一番かわいいのだ。しかし、何事も出来ることを少しづつである。また、試行錯誤することは実験のようで楽しい。これからも、どんどん挑戦していこうと思っている。



2016年4月23日土曜日

掃除のミニマム化

ズボラを自認する私は、面倒なことは全てミニマム化している。今回は家の掃除のミニマム化について。



broom



家の掃除のミニマム化には、いくつかポイントがある。

1.家具を減らす。

家具があると、掃除をする面積が増える。そして、家具を置いた床を掃除する為に家具をどかすという余分な行為が増える。家具を戻すという行為ももれなくついてくる。

2.ラグ、カーテン、テーブルライナー等を最低限にする。

ラグ、カーテン、テーブルライナーは布で出来ていることが多い。布はふき取るという一番簡単な掃除方法がとれず、洗濯をするという余分な行為が必要になる。それに、どれも無くてもあまり困らない。

3.汚さない工夫をする。

日本人であれば、家の中で靴を脱ぐと思う。海外に住んで痛感するが、靴を脱がないと掃除がとても大変になる。汚さなければ、掃除をする必要も無い。

私のパートナーがクッキーを食べると床にクッキーくずが沢山落ちる。クッキーを食べるときは口で息を吸いながら食べるよう指導しているが効果は出ていない。吸いながらクッキーを食べる方法をマスターすると、床にクッキーくずは落ちない。

4.汚れが酷くならないうちに対処する。

これは、ズボラな人にしか分からないかもしれない。「あー、面倒だなあ・・」というまで汚れてしまうと、掃除をする確率は劇的に減る。

5.装飾品は減らす。

装飾品は、家具と同様掃除をする面積が増える。無くても全く毎日の生活に支障が無いし、どうせ私の選んだ装飾品など趣味も悪く、無いほうがいい。

6.出来れば、カーペットや畳ではなく平面な床(木、タイル、)の家に住む。

掃除機を引っ張り出して掃除をするのと、クイックルワイパーみたいなので掃除をするのでは、掃除を始めるのに必要なエネルギーが格段に違う。取り掛かりが面倒だと、やる気も無くなる。その上、カーペットは綺麗になってるのか目に見えないので達成感がないし、掃除機をかけても、ホコリやダニを全て取り除くことは不可能に近い。


ズボラも楽じゃない。




2016年4月19日火曜日

プラスチックゼロ・ゴミゼロの意外な副効果 ー買い物編ー

プラスチックゼロ・ゴミゼロを目指すようになり、買い物の仕方も変わってきた。



Thrift Store Shopping Young Woman




1.買い物に行くことが劇的に減った結果、無駄遣いをしなくなった。

一人暮らしで時間だけはたくさんある。暇だなあ・・・と思う度に買い物に行っていた。買っても買わなくても買い物に行くことが楽しかったのだと思う。しかし、プラスチックゼロ・ゴミゼロを目指し始めてからは、それが楽しいと思えなくなった。なぜなら、どこを見てもプラスチックだらけだから。電化製品、パーソナルケア商品、装飾品、包装も含めてプラスチックの使われていない商品を探すほうが難しい。

2.リサイクルショップを使うようになり、安く必要なものが手に入るようになった。

お店では商品は必ず包装されているが、リサイクルショップでは商品は包装されていない。会計で不必要な袋などを断る必要も無い。あの不親切さが良い。リサイクルショップは、安いだけでなく、面白いものがあるし、懐かしいものもある。見ているだけでも、普通のお店よりずっと楽しい。 

3.リサイクルショップを使うようになり、以前は手の出なかった高級素材を使った衣類を着るようになった。

私のワードローブは以前に比べて贅沢になった。冬のセーター、カーディガンのほとんどはカシミヤだし、シルクのトップスも多い。どれも1000円以下で手に入れたものだ。安く手に入れているので部屋着にしても惜しいと思わないし、部屋着こそ軽くて着心地のよい天然素材が向いている。

4.化繊の衣類を着なくなって、自然素材が気持ちの良いことに気がついた。

化繊は、コンポストに入れることが出来ないので、最終的にはゴミになる。自然と天然素材で作られた衣類を着るようになった。靴下など、化繊が入っていないと傷み方が半端無く困ることもあるが、基本的には天然素材の方が気持ち良く使うことができる。

5.自分で作ってみようとするようになった。

パーソナルケア商品や家庭洗剤と呼ばれるものは、ほとんどプラスチック容器に入っている。以前書いた重曹の利用など、代替品を使う工夫をしたり、自作するようになった。混ぜるだけでできる台所石鹸や洗濯洗剤を作るというのかどうか怪しいが・・・・。それも意外に理科の実験のようで楽しいのだ。


最近ではリサイクルショップに行くこともほとんど無くなった。買い物が苦痛とさえ感じるように。一層ズボラになったということなのかもしれないが、お金の無駄遣いが減ったことは喜ばしいことである。




2016年4月16日土曜日

中と外の境界

私は基本一人暮らしであるが、パートナーも年に数回、来る度に数週間この家に滞在する。そこで気がついたこと。私は家の中の汚れは気になるが、家の外(ガレージ・庭・車)の汚れは気にならない。







私のパートナーは、私の家に滞在する度にガレージと車の掃除をして帰る。汚れが気になるらしい。確かにガレージには砂や葉が入り込んでいるし、車のダッシュボードは埃が・・・。しかし、彼は綺麗好きからは程遠い人種である。脱いだ服は床に脱いだまま、ジャケットは椅子やソファーに置いたまま。物を使えば出したまま。仕舞うという行動が彼には欠けている。その上、屋外や床を裸足でペタペタ歩き、そのままベットへ入ろうとする。おいおい、布団の中に汚い足を入れないで・・・・。


どうしてかと考えてみた。まず、彼の国では家の中で靴を脱がない。家のドアもあるにはあるが、ほとんど開いている。彼のお母さんは、毎日家の中・外共に掃除をする。それは、まるで家の中と外の境がないように感じる。彼は、裸足で家の中・外共に歩くこともある。


その点、私の実家では家の中では靴を脱ぎ、家の中の掃除と外の掃除は全く別物。家の中は裸足でとまでは言わないが、靴なしで暮らせるぐらいにはなっている。家の中と外では明確な境界線があるのだ。


家の中の汚れは気になるが、靴を履いて歩くガレージや車、屋外はどうでもいい感覚が私にはあるようだ。


ということで、この数年ガレージと車の掃除はしたことがない。有難いことである。私がとりわけズボラだという可能性は非常に高いが、国民性の違いということにしておこう。




2016年4月12日火曜日

プラスチックゼロ・ゴミゼロの意外な副効果 ー台所編ー

プラスチックゼロ・ゴミゼロを目指していることは、以前書いたことが何度かある。出来ないことも多いし、面倒だし、地球全体からみたら何の変化も及ぼしてないし、モチベーションを持ち続けることが難しい。





Food




しかし、意外な副効果もあるのだ。

1.健康的な食生活になった。

以前は、昼食が特大ポテトチップ一袋なんてこともよくあった。しかし、ポテトチップスをはじめ、ほとんどのお菓子はプラスチックの袋に入っている。これらのお菓子を減らし、マイお菓子袋・容器持参で、量り売りされているお菓子を買うようになった。量り売りされているお菓子は、プラスチックの袋入りのお菓子に比べると健康的なものが多い。アーモンド、ピーカン、ピーナツ等のナッツ類、ドライフルーツ類、ドライ野菜チップ、チョコレートやヨーグルト味でコーティングされたナッツ・ドライフルーツ等だ。(健康的でないものだと、キャラメルやグミまである。)

お菓子だけでなく、プロセスされた肉・魚を買うことも減った。何の肉だか分からない、化学調味料がいっぱい使われている冷凍フライや、ソーセージ等だ。肉・魚そのものを買う。容器を持っていけば、プラスチックゼロ・ゴミゼロが達成される。

2.ゴミの量が極端に減り煩わしい家事が減った。

ゴミを集めたり、捨てに行ったり、面倒なことが少なくなった。「ゴミなんて捨てるだけじゃん」と思われるかもしれないが、ゴミが多いと結構な時間や場所をとられている。

3.自分で色々作ろうと思うようになった。

パンは袋に入れられていないパン専門店もあるが、そういった店は値段が張るし、わざわざ専門店まで行かなくてはならない。そこで、パンは自分で焼くようになった。ズボラな私のパンは、こねる過程を省略した時間を見方にする簡単なものだが、意外に美味しい。ナッツやチーズ、レーズン等を入れてバリエーションも楽しめる。
 
お菓子も食べたければ作るしかない。ポテトスティック、クッキー、チーズケーキ、マフィン等の簡単に出来るものばかりだが、全く作らなかったズボラさんにとっては、革命的事件である。

次は納豆を自作するか検討中(もう一年以上検討しているけど)。しかし、私にはハードルが高過ぎる。


こうやって副効果をあげてみると、健康的な生活を目指す、ズボラでない人ならば普通にやっている事かもしれないという疑惑がわいてきた。私がズボラじゃなかったら、プラスチックゼロ・ゴミゼロを目指すのもずっと簡単なのかもしれない。



2016年4月9日土曜日

一人暮らしの老後を考える:長寿はリスクだ,

3年前、母方の祖母を亡くした。96歳だったと思う。さすがに最後の数ヶ月は身体が弱っていたようだが、亡くなるまで家で暮らしたし、介助されてだが外出できた。




Old couple




父方の祖母は現在94歳。近くに息子夫婦がいるが、一人暮らしである。私が訪ねていけば、美味しい物を作ってくれる。


曾祖母も長命だった。


どうも、私の家系の女は皆長寿のようだ。長寿は良いことなのだろうが、死ぬ前に老後資金が底をつくリスクが増す。


単純計算で70歳で亡くなる人と90歳で亡くなる人の差は20年。一年200万円で暮らすとして、200万円x20年で4000万円の差だ。90歳まで生きる人は、4000万円余分に老後資金が必要になる。この差は大きい。一年100万円で暮らすと考えても2000万円の差だ。そのうえ、インフレだって20年余分に加味しなくてはならない。


歳をとればとる程、身体の自由は利かなくなるし、頭のほうも怪しくなる。


海外で子供もなく一人暮らし。残念なことだが、お金が一番頼りになるだろう。


お先真っ暗だが、嘆いても仕方ない。健康に気をつけて、出来るだけ老後資金の準備をしておくしかないね。早期退職など、夢のまた夢か・・・・・。最悪、退職しても働き続けなくてはならないのか。


しかし、それで退職したとたんポックリっていう可能性もあるよね。そしたら、悔やんでも悔やみきれないなあ。



2016年4月5日火曜日

日本人は贅沢だ

海外に住むようになって、お風呂に入ることがなくなった。基本、毎日シャワーだけ。先月、帰郷した時、久しぶりにお風呂に入ってびっくりしたことがある。




Polar bear 4




「お風呂は疲れる」のだ。毎日入っていた時は、全くそんなこと感じたことがなかった。歳をとったとは言っても、お婆さんの域にはまだ達していない年齢だ。体力だってある。お風呂は疲れをとるものじゃないのか?


グーグル様に聞いたところ、お湯の温度や、入浴時間にも左右されるようだ。熱いお風呂は自律神経が働き新陳代謝を高め、ぬるいお風呂は副交感神経が働きリラックス効果を高める。どちらにしても、基本的に入浴は疲れるものらしい。そこで、心地よい疲労感を感じながら就寝すれば良い睡眠が得られる。


心地よい疲労感といえば、まるでスパじゃないか。リラックスして疲れを癒す場所だ。


私の同僚は、マッサージ・スパに月一回から週一回ぐらい通う。私はあまり好きではない。値段が安くないということもあるが、リラックスした後、思う存分ゴロゴロ出来ないからである。せっかくリラックスしたのに、また運転して家に帰らなくちゃならない。家に着くころには、リラックス気分はすっかり吹っ飛んでいる。ホテル滞在中にホテルのスパを利用する以外は意味がないと思うのだ。


毎日、習慣としてスパ気分を味わっている日本人って本当に贅沢だと思う。



2016年4月2日土曜日

家計簿はつけ方じゃなくて、つけた後が大事

お金に関するブログを見るのが好きだ。その中でも、家計簿公開していたりすると、なんだか他人の生活の一部を覗き見しているようで興味深い。





Money 4



私も家計簿公開したいぐらいだが、一人暮らしの家計管理などあって無いようなもの。面白味に欠けるので止めておく。


自分では家計簿をつけたことも、つけようと思ったこともないが、最近では無料のアプリが色々あって重宝している。99%の買い物にクレジットカードを使用するので、アカウントの登録さえしておけば勝手に家計簿をつけてくれる。わざわざ、食費・ローン・光熱費・交通費・通信費・レストランと細かく集計までしてくれる。お買い物をした次の日にはアプリに反映されているので、レシートは店で捨てて帰る。鞄の中やポケットにレシートがたまることもなく快適。不自由は全く無い。ズボラな私には有難い世の中だ。


アプリを使い始めて家計管理が上手に出来るようになるかと期待したのだけれど、全くそのようなことはなく以前と同じ。時間をかけてまで集計したりする気には全くならない。どうも、家計簿をつけただけでは駄目らしい。せっかくアプリが家計簿を自動でつけてくれるのだから、正しい家計簿の使い方をマスターしたいものだ。