2016年5月31日火曜日

プラスチックゴミのミニマム化 ーホテルのアメニティー

3月の帰郷中、いくつかのホテル・旅館に泊まった。特にホテルのアメニティは充実している。以前は、せっかくだからと使わなかったものまで全て貰ってきていた。最近は手をつけず、なるべくそのまま綺麗な状態で置いてくるようにしている。ゴミにしてもらいたくないからだ。




  • Hospitality



まず、湯シャンをしているので、シャンプー・リンスは必要ない。また、家に持ってきても、使われずに引き出しの中のモノが増えることは経験済みである。次に、プラスチックの容器に入っているので、ゴミになる。最後に、私が使わなければ他の必要な人が使える。その分、環境資源を無駄にしなくてよい。


石鹸は使うことがあるが、今回の帰郷中、最初のホテルにあった石鹸を2週間ずっと使っていた。使ったなら、最後まで使い切りたい。


良いホテルほどアメニティーが充実しているが、それを無駄なゴミが増えると悲しく思うのは私だけなのか・・・。残念ながら地理的な理由で滞在はしなかったが、タオル等と共にアメニティーを提供しないので格安ですというホテルもあった。私にぴったり。こういった選べるホテルがもっと増えるといいのに。


特に潔癖症でもないので、人の使ったものは使えないというようなことはない。特に温泉はいいなあと思う。シャンプー・リンス・液体石鹸がお風呂に備え付けられており、皆で使えるようになっている。便利な上に、ゴミも最小限である。部屋にお風呂が付いていても、温泉を利用させてもらって気持ちよく使えた。


ああ、温泉また行きたいなあ。

2016年5月28日土曜日

利便性と反比例するもの

随分前のことになるが、ふと「あれ?お父さんの誕生日にお祝いのメール送ったっけ?」と思った。父親の誕生日の2-3日後である。



Happy Birthday Cake



家では誕生日にプレゼントを贈りあう習慣は無い。一緒に美味しいものを食べに行くことはあったが、手紙・カードを贈るだけなことが多かった。いつの間にか手紙がメールになっていた。


簡単なメールであったが、ちゃんと送ったことを思い出した。父親からの返事も来たし、そのまた返事のメールもしたのであった。ほっと胸をなでおろし、ハッと思い出した。そうだ、スマートフォンの父親の誕生日を知らせるアラームが鳴って、その場でちょいちょいっとメールをしたのだった。


あまりにも簡単に済んでしまったため、覚えていなかったのだ。多くのことが指先を少し動かしただけで簡単に済んでしまう。アラームが鳴らなかったら、父親の誕生日だって気がついたかも怪しいものだ。


簡単に出来るようになったからといって、父親の誕生日を祝う気持ちに変わりはないと思いたい。でも、メールをしたことも忘れていたなんて、気持ちがこもっていなかった証拠だよね。


なんだか、悲しいなあ。



2016年5月24日火曜日

一人暮らしの老後を考える:ズボラさんには自動操業が一番

海外に住むようになり、15年が過ぎた。こちらで働いた期間は11年だ。日本でも働いた経験はあるが、日本の年金はこちらに来たときから納めていない悪い日本人だ。




Old people



日本に帰っても厚生年金・国民年金があるわけでもない。何もしなければ、下流老人まっしぐらである。


そこで、働き始めてから少しお金の勉強をした。といっても、お金についてのブログを読み漁っただけだけれど。


全く投資についての知識もなく、深く勉強するつもりも、その頭脳もなかったので、インデックスファンドの積立投資。私の老後資金形成スタイルは非常にシンプルなものだ。


こちらには、日本の恒久版 NISA のような口座がある(ROTH IRA)。その口座に、11年前、隔週定額のお金でインデックスファンドを自動購入するよう設定しただけ。それ以来、何もしていない。


職場の401K も同様。働き始めた時、隔週お給料の一定率分のお金でインデックスファンドを購入するよう設定して以来、ほとんど何もしていない。

  

ポートフォリオの設定やら、リバランスやら、投資をする上で知っておく必要最低限の知識・情報はあるかもしれない。しかし、私のようなズボラさんに一番大切なのは、自動操業に’してしまうことだと思う。そして、景気が良くても悪くても放っておく事。まあ、ズボラさんは放っておくことは得意中の得意だと思うけどね。





2016年5月21日土曜日

ミニマリストとプラスチックゼロ・ゴミゼロのWIN-WIN な関係

私はプラスチックゼロ・ゴミゼロを目指していて、ミニマリズムに辿り着いた。






  • Interior Design Concept



ゴミを出さないように生活しようとすると、モノを買う時、貰う時、家に持ち込む時の判断が厳しくなる。うっかり使わないモノを家に入れて、それをゴミにしたくないからだ。そうしているうちに、使うモノ(ときめくものと近藤麻理恵さんは言っているけど)だけが家に残るというわけだ。それはモノの数ではなく、余分なモノを持たないという意味でミニマムなのだと思っている。



ミニマリストな人達のブログを読んでいると、モノを捨てることに焦点が当たっていることが多い。私のように捨てることに罪悪感を抱く人には、このアプローチは精神的に厳しい。とりわけ貧乏な家で育った訳ではないが、「もったいない」と祖母から口酸っぱく言われて育ったので、モノを捨てる時の罪悪感を感じずにいられない。モノを捨てることに罪悪感を抱く人は少なくないのではないかと思う。



モノが捨てられなくて困っている人は、ゴミを出さない生活に意識を向けてみたらどうだろうか。捨てることに焦点を当てるより、使わないモノを買わない・貰わない・家に持ち込まないことに焦点を当てた方が気分的に楽だと思う。もちろん、今あるゴミを捨てなければ気分は悪いが、捨ててもまた新しいモノを家に持ち込めば同じことの繰り返し。まずは、何が自分に必要なのか・何に自分がときめくのか知り、それだけを家に持ち込もう。


不必要なモノを作る過程で壊される環境資源やそのモノを捨てるために起こる環境汚染を減らすことも出来るし、あなたもミニマリストに近づく。WIN-WINである。







2016年5月17日火曜日

プラスチックゴミのミニマム化 ー洗濯洗剤ー

以前使っていた洗濯洗剤は、ほとんどプラスチックに入っていた。粉の洗濯洗剤は紙でできた箱に入っているので、それを使えばプラスチックゼロだ。紙はプラスチックに比べたら遥かにリサイクルしやすいので、選択肢としては悪くないと思う。今回は私の作る(混ぜる)洗濯洗剤について。






laundry





私は庭仕事をしても泥だらけになるということは無いし、食べ物をこぼすこともほとんど無い。なので、私の衣類の汚れは、身体からでる脂とたんぱく質、ホコリが大半であると思われる。調べてみると、石鹸よりもアルカリ性の炭酸ソーダ・過炭酸ナトリウムの方が綺麗になりそうだ。炭酸ソーダなら箱入りで売っている。


家の洗濯機はドラム式で漬け置きは難しいが、それでも結構綺麗になっているようなので、アルカリ洗濯を続けている。以下はグーグル様にうかがって、適当にアレンジした私の洗濯洗剤である。


炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ、炭酸塩ともいう)
BORAX(ホウ砂)
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
粉石鹸(私は石鹸を摩り下ろしたものを使っています)

上記を順に2:2:1:1の割合で混ぜる。大スプーン1-2匙を一回の洗濯に使用。適当です。

全ての材料はスーパーで手に入るし、簡単、安い。こちらのナチュラル派奥様ブログでは良く紹介されている洗濯洗剤レシピであるが、日本では見かけない。


私は満足しているが、実際の効果の程はよく知らないし、ホウ砂の毒性などもよく分からない。どなたかご存知の方教えてください。






2016年5月14日土曜日

あなた、幸せですか?

最近、幸福をテーマにした書籍が多いと思いませんか。タイトルに”HAPPINESS” とあれば売れるかのように。まあ、みんな幸せになりたいからね。







keep :)






しかし、幸福って一体何なのか?


童話の「青い鳥」の中で、チルチルとミチルは幸せはすぐそばにあるものだと気づく。どうも、幸せは遠くにはないらしい。


心理学者、社会学者は一生懸命幸福を科学的に分析する。経済的要因、社会的要因、身体的要因、人間関係、地理的要因、宗教。どれもこれも、これだ!!  と言い切ることはできないようだし、人生折り返し地点を過ぎ、そうそう簡単に自分で変えられるものでもない。


自分の幸せなのに、どうしたら幸せになれるのか分からない。せめて今「幸せだ」と思う時間・環境・人間関係を大切にしようと思う。




2016年5月10日火曜日

紙ゴミのミニマム化

私の郵便物はかなり少ない。その経緯は、以前書いた通りである。面倒なので郵便受けは一週間に一回しか確認しない。




Letter Box





郵便物が減っても、スーパーのチラシやら、お店のセールのお知らせやら、過去に購入した通販の最新カタログやら、保険の勧誘、クレジットカードの勧誘と、なにかしら郵便受けに入っている。とても鬱陶しい。


住所と名前が入っていればシュレッダーにかける手間が増えるし、ゴミはかさばるし、資源の無駄遣いだし、良い事など一つも無い。第一、他人の置いていったゴミを処理するのに自分の時間を浪費するなんて、馬鹿馬鹿しいと思う。なぜ誰も文句を言わないのか?


以前は、チラシやカタログを眺めるのが好きだったのにな・・・・。物事は見方を変えると、全く違う感情を呼び起こす。


あるウェッブサイトで勧誘の郵便物を断ることが出来るらしい。今度利用してみようと思う。



2016年5月7日土曜日

コーヒーが必要な日

一般的に朝コーヒーを飲む理由は、カフェインを摂取して頭の回転を速くしたいからだと思う。特に出勤前。出勤前にコーヒースタンドによる人は多い。無理やりにでも、自分自身を叩き起こす必要があるのだろう。







Coffee





目覚めの一杯。私の場合、出勤前にコーヒーを飲むことはほとんどないが、休日には必ず飲む。どうしてかというと、無理にでも起きる必要性がないためだ。ダラダラと一日を過ごす危険性が大きい休日は、一日の初めにコーヒーを飲んで頭をシャキッっとさせる必要がある。

それに、朝目覚めてからコーヒーを淹れる時間は嫌いじゃない。コーヒーを淹れるプロセスと香り、のんびりとコーヒーを飲む時間は至福の時だ。コーヒースタンドに駆け込んで飲むコーヒーとは全く違う。


2016年5月3日火曜日

プラスチックゴミのミニマム化:ズボラさんの選択 ー台所洗剤ー

今日、手作り石鹸を仕込んだ。食器洗いの石鹸を年に一度作る。手作り石鹸にも色々あるが、エッセンシャルオイルを入れないシンプルな石鹸である。なぜか無香料の石鹸は近所で売っていないし、値段が馬鹿高いので作っている。プラスチックゼロ・ゴミゼロである。







soap 2




数年前、食器を洗う台所洗剤を手作り石鹸に変えた。きっかけは、友人の「合成洗剤はしっかりゆすがないと化学物質がお皿に残り、身体に悪い」という一言だった。きっと、私が適当に洗っていた様子を見てのコメントに違いない。


それを聞いて、「しっかりゆすがなくっちゃ」と普通は思うのだろうが、私は「汚れのばい菌と洗剤の化学物質、どっちが身体により悪いのか?」と考えた。もちろん、それは「ズボラな私はしっかりゆすがない」という可能性を十分考慮したものであるが、私の出した結論は、「化学物質の方が身体に悪い」であった。


免疫力の低い小さな子供やお年寄りがいるわけでもなければ、ばい菌の無い環境など必要ないし、不可能である。私たちの口の中はばい菌だらけでも平気で生活している。石鹸を使えば、100%洗浄されなくても、身体に不調を起こすほどの汚れは残らないだろう。


手作り石鹸だって化学物質であるが、合成洗剤に比べたらずっと身体に及ぼす影響は少ないと思われる。


手作り石鹸の泡立ちの悪さにも慣れた。むしろ、泡が立たない方が、すすぎが楽。今では、洗剤を使うと匂いの強さに驚くし、気持ちが悪くなる。どうして、あんな匂いの強いもので食べ物に触れる食器を洗っていたのかと不思議に思う。


ズボラも楽じゃない。